update 2026.08.16

唾液腺ボトックスとは?効果・単位数・値段を医師が解説

唾液腺ボトックスの効果と単位数

「痩せてもあご下だけ変わらない」

「横から写真を撮られると、首とあごの境目がぼやけて見える」

「脂肪だと思っていたけれど、押してもやわらかい脂肪とは違う気がする」

そのふくらみ、脂肪ではなく唾液腺かもしれません。唾液腺ボトックスは、唾液を作る器官を小さくすることで、あご下から首にかけてのラインを整える施術です。

この記事では、効果が出るまでの期間、単位数の目安、料金、そして注意すべき点までを、医師が順番に説明します。

目次

唾液腺ボトックスとは?

唾液腺は、唾液を作る器官です。顔まわりには大きなものが2つあり、どちらもフェイスラインの見え方に関わります。

唾液腺(耳下腺・顎下腺)と咬筋の位置を示したイラスト
耳下腺は耳の前から下、顎下腺はあごの骨の内側にあります。エラ(咬筋)とは別の場所です
唾液腺場所大きいとどう見えるか
耳下腺(じかせん)耳の前から下にかけて頬の下からエラの上あたりがふっくらして、顔が大きく見える
顎下腺(がっかせん)あごの骨の内側、あご下あご下がぽってりして、首との境目がぼやける

なぜボトックスで小さくなるの?

ボトックスには、分泌を抑える働きがあります。唾液腺に注射すると唾液の分泌量が減り、使われる量が減った腺が少しずつ小さくなっていきます。脂肪を溶かしたり、切ったりする施術ではありません。

唾液腺が大きくなる背景には、食いしばりの習慣、やわらかいものが中心の食生活、体質などが関係すると言われています。体重を落としても変わらないのは、脂肪ではないからです。

向いている人・向いていない人

まず、自分で触って確かめる

  • 力を抜いた状態で、あごの骨の内側に指を入れるように触る
  • やわらかく丸いふくらみが触れるか確かめる
  • 力を抜いてもふくらんでいれば、唾液腺の可能性があります
こんな方唾液腺ボトックス
力を抜いてもあご下がぷっくりしている向いています
痩せてもあご下だけ変わらない向いています
横顔・見上げたときのラインが気になる向いています
エラボトックスをしたが横顔が変わらなかった向いています
食いしばるとエラが硬く盛り上がるまずはエラボトックスを検討
力を抜くと全体的にやわらかく丸い脂肪の可能性。別の選択肢を
もともと口の乾きが気になる単位数を控えめにするなど加減して

ご自身での判断は難しくて当然です。診察では実際に触って、唾液腺なのか脂肪なのかを確かめたうえでご案内しています。唾液腺が原因でないと判断した場合は、その旨を正直にお伝えします。

効果はいつから? 持続はどのくらい?

打った当日に見た目が変わる施術ではありません。唾液の分泌が減り、腺が少しずつ小さくなっていくのを待つ施術です。

数日〜1週間唾液の量が少し減ったと感じる方がいます。見た目の変化はまだありません
2〜4週間ごろあご下のラインに変化が出はじめます
1〜2か月後もっとも変化を感じやすい時期です
3〜6か月効果がゆるやかに切れてきます。次回の目安です
※効果の出かたや持続期間には個人差があります

エラボトックスと同じく、くり返し打つことで腺が小さい状態を保ちやすくなり、間隔を空けられるようになる方が多くいらっしゃいます。

何単位打つ? 料金は?

プラン単位数の目安韓国製NABOTAボトックスビスタ
通常約40単位32,000円44,000円
倍量約80単位44,000円68,000円
価格は税込。単位数はお一人おひとりに合わせて微調整します。1ヶ月以内のリタッチは通常料金の半額です

製剤は、韓国製のNABOTAと国内承認のボトックスビスタ(アラガン社)のどちらかをお選びいただけます。診察料・カウンセリング・薬剤代・痛みの少ない極細針(34G)・笑気麻酔・施術後のLINE相談は、すべて料金に含まれています。

耳下腺と顎下腺、どちらに打つ?

気になっている場所によって配分を変えます。

顔の横幅・頬の下が気になる耳下腺を中心に配分
あご下・横顔のラインが気になる顎下腺を中心に配分
どちらも気になる両方に振り分け。倍量をご提案することもあります

同じ約40単位でも、どこにどう配分するかで仕上がりが変わります。診察で触って確かめたうえで設計します。

デメリットと注意点

唾液の分泌を抑える施術なので、他の部位のボトックスとは違う注意点があります。受ける前に必ず知っておいてください。

口の乾き唾液が減るため、口が乾きやすく感じることがあります。多くは軽度で、効果が落ち着くにつれて自然に戻る一時的なものです。気になる時期はこまめな水分補給を
虫歯・口臭唾液には口の中を洗い流す働きがあります。乾きが強い時期は歯みがきをいつもより丁寧に
食事の違和感食べはじめに唾液が出にくく、パサつくものが食べにくいと感じる方がいます
効果が出にくい場合ふくらみの原因が脂肪やたるみだった場合、変化はほとんど出ません
左右差もともとの腺の大きさに左右差があると、効きに差が出ることがあります
内出血・腫れほとんど出ませんが、まれに注射部位が赤くなったり、内出血が出ることがあります
飲み込みにくさまれに起こることがあります。強く感じる場合はすぐにご相談ください

口の乾きは一時的なことがほとんどですが、もともと口が渇きやすい方は注意が必要です。その場合は単位数を控えめにする、片側ずつ様子を見るなど、加減しながら進めることをおすすめしています。シェーグレン症候群など唾液が少なくなる病気がある方も含め、口の渇きが気になる方は診察のときにお伝えください。

エラボトックスとの違い

よく混同されますが、効かせている場所がまったく違います。

エラボトックス唾液腺ボトックス
効かせる場所咬筋(噛む筋肉唾液を作る器官
変わる場所顔の横幅あご下から首のライン
見分け方食いしばると硬く盛り上がる力を抜いてもふくらんでいる

詳しい見分け方は、唾液腺ボトックスとエラボトックスの違いで解説しています。両方が原因になっていることも多く、その場合は組み合わせたほうが仕上がりが整います。

唾液腺ボトックスについてよくある質問

何単位打てばいいですか?

目安は約40単位です。唾液腺が大きい方や、以前打って物足りなかった方には約80単位(倍量)をご提案することがあります。耳下腺と顎下腺のどちらに多く配分するかも、診察で決めます。

効果はいつから出ますか?

2〜4週間ごろから変化が出はじめ、1〜2か月でもっとも実感しやすくなります。当日や翌日に見た目が変わる施術ではありません。

どのくらい持続しますか?

3〜6か月が目安です。くり返すうちに腺が小さい状態を保ちやすくなり、間隔を空けられるようになる方が多くいらっしゃいます。

口が乾いたままになりませんか?

口の乾きは一時的なことがほとんどで、効果が落ち着くにつれて唾液の量は戻ります。乾きを強く感じる場合は、次回の単位数を控えめに調整します。もともと口が渇きやすい方は、加減しながら進めることをおすすめしています。

あご下の脂肪でも効きますか?

脂肪が主な原因の場合、唾液腺ボトックスでは変化が出にくいです。診察で見分けたうえで、別の選択肢をご案内することもあります。

エラボトックスと同じ日に打てますか?

可能です。どちらも気になる方には、同日に両方をご提案することがあります。単位数の配分は診察のうえで決めます。

痛みはどのくらいですか?

痛みの少ない極細針(34G)を使用しており、チクッとする程度です。ご希望の方には笑気麻酔を無料でご用意しています。

ダウンタイムはありますか?メイクはいつからできますか?

腫れや内出血はほとんど出ません。メイクは施術直後から可能です。

まとめ

この記事のおさらい
  • 唾液腺ボトックスは、唾液を作る器官を小さくしてあご下から首のラインを整える施術
  • 力を抜いてもあご下がふくらんでいる方は、脂肪ではなく唾液腺の可能性がある
  • 効果は2〜4週間ごろから、1〜2か月でもっとも実感。持続は3〜6か月が目安
  • 単位数の目安は約40単位、大きい方は約80単位
  • 口の乾きは一時的なことがほとんど。もともと乾きやすい方は加減しながら

アーモンドクリニック(東京・市ヶ谷)では、カウンセリングから施術まで医師が担当し、唾液腺なのか脂肪なのかを実際に触って確かめたうえで、注入する位置と単位数を設計しています。無料カウンセリングのみのご利用も歓迎していますので、「このふくらみの正体は何なのか」を確かめるだけでもお気軽にお越しください。

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アーモンドクリニックの唾液腺ボトックス

韓国製NABOTA約40単位 32,000円/約80単位 44,000円(税込)
ボトックスビスタ約40単位 44,000円/約80単位 68,000円(税込)

診察料・カウンセリング(医師が担当)・薬剤代・痛みの少ない極細針(34G)・笑気麻酔・施術後のLINE相談まで、すべて料金に含まれます。耳下腺と顎下腺への配分は、触って確かめたうえで医師が決めます。1ヶ月以内のリタッチは通常料金の半額です。

ボトックス注射の料金・詳細を見る

東京・市ヶ谷(JR市ケ谷駅 徒歩2分)/完全予約制/自由診療(保険適用外)。口の乾き、内出血、腫れ、左右差が生じる場合があります。

未承認医薬品等に関する注記

未承認医薬品であること:当院で使用する韓国製ボツリヌストキシン製剤「NABOTA(ナボタ)」は、日本国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていない医薬品です。

入手経路:医師の判断のもと、医薬品医療機器等法に基づく手続き(薬監証明)を経て、個人輸入により入手しています。

国内の承認医薬品等の有無:同一の有効成分(A型ボツリヌス毒素)を含む国内承認医薬品として「ボトックスビスタ®」(アラガン社)があります。当院でも取り扱っております。なお、ボトックスビスタ®の国内で承認された効能・効果は眉間および目尻の表情ジワ等であり、唾液腺への注射は承認された効能・効果の範囲外となります。

諸外国における安全性等に係る情報:NABOTAは韓国食品医薬品安全処(MFDS)および米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けており、米国では「Jeuveau®」の販売名で流通しています。ボツリヌス毒素製剤に共通する注意として、注射部位から離れた部位へ作用が広がり、嚥下障害や呼吸困難等が生じたとの報告があります。

個人輸入により入手した医薬品は、日本国内の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。唾液腺ボトックスは自由診療(保険適用外)です。効果や持続期間には個人差があります。

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