【完全網羅】クマ取りのデメリット・メリットを5つの治療法別に紹介

schedule2023.07.24  update 2024.07.15

「クマ取りの治療法っていろいろあるけど、どれを選んだらいいの?」

「それぞれの治療法のメリットとデメリットを知りたい」

「自分のクマに合った治療法は?」

こんな悩みを抱えていませんか?

クマ取りには様々な治療法がありますが、すべてのクマに適応するわけではありません。

また、どの治療法にもデメリットが存在するため、それを踏まえてご自身に合った治療法を選ぶことが大切です。

そこで、次の内容を解説します。

  • クマの種類と見分け方
  • クマ取りの治療法
  • それぞれのメリット・デメリット

ぜひこの記事を読んで、自分に合ったクマ取りの治療法を見つけてください。

この記事の監修者

アーモンドクリニック技術統括医

Kenta Umeki

梅木 健太
まるで生まれつきのような自然でナチュラルな仕上がり。
整形感を出しません。

資格
美容外科学会員
内科学会員
産業医
日本救急医学会ICLSプロバイダー
アメリカ心臓病学会BLSプロバイダー
アラガン社ヒアルロン酸認定医
アラガン社ボトックス認定医
テストステロン治療認定医
厚労省指定オンライン診療研修

>>詳細のプロフィールはこちら

美容医療のプロ
目次

【あなたのクマはどれ?】クマの種類とそれぞれの見分け方

【あなたのクマはどれ?】クマの種類とそれぞれの見分け方

クマは目の下にできる陰影で、その色と原因により3つの種類があります。

種類①:黒クマ

黒クマは、目の下が黒く見えるクマです。

しかし、実際に皮膚が黒くなっているわけではありません。

年齢を重ねると、目元の筋力が低下して、目の周りにある眼窩脂肪(がんかしぼう)が前方に浮き出てきます。

それによって目の下がたるみ、影ができて目元が黒く見えるのが黒クマです。

また、たるみの下にくぼみができ、それによってさらに影が濃くなったというケースがあります。

上を向くと目立たなくなったり、薄くなった場合は黒クマである可能性があります。

種類②:青(赤)クマ

青(赤)クマは、目の下が青紫色に見えるクマで、主に血行不良が原因で生じます。

睡眠不足や疲れがたまると血液の循環が悪くなり、普段は目立たない毛細血管が透けて見えるようになります。

その状態が青(赤)クマです。

目の下を引っ張ったときに、クマが薄くなったら青(赤)クマである可能性が高いでしょう。

種類③:茶クマ

茶クマは、目元が茶色く見えるクマで、主にメラニン色素の沈着が原因です。

肌が紫外線に晒されたり、誤ったスキンケアの積み重ねにより、メラニン色素が生成されて肌に沈着します。

目の下を引っ張っても、色に変化がなかった場合は茶クマである可能性が高いです。

クマ取りのメリット・デメリットを治療法別に紹介

クマ取りのメリット・デメリットを治療法別に紹介

クマ取りの治療法には、その種類や原因により様々な方法があります。

  • ハムラ法
  • 経結膜下脱脂法
  • ヒアルロン酸注射
  • 脂肪注入
  • レーザー治療

ただし、全ての治療法にはメリットとデメリットが存在します。

クマ取りを行う場合は、それらを理解し、自分の生活スタイルや期待する効果に適した方法を選ぶことが大切です。

ここから、全ての治療法のメリットとデメリットを解説していきます。

①【黒クマ向け】ハムラ法のメリット・デメリット

①【黒クマ向け】ハムラ法のメリット・デメリット

ハムラ法とは、眼球を囲んでいる眼窩脂肪(がんかしぼう)を移動させて、黒クマを改善させる方法です。

先ほども解説したように、黒クマは浮き出た眼窩脂肪によってたるみができ、その影によって目元が黒く見えてしまうのが原因です。

ハムラ法では、脂肪を目元のくぼんだ部分に移動させ、皮膚の凹凸によって影ができない滑らかな状態に整えます。

ハムラ法のメリット

ハムラ法のメリット
  • アレルギー反応のリスクが低い
  • 自然な仕上がりになる
  • 効果が半永久的に続く

ハムラ法では、自分自身の組織を使用するため、アレルギー反応のリスクが低いです。

また、施術で移動した脂肪がもとの位置に戻ることは殆どないため、効果は半永久的に持続します。

ハムラ法のデメリット

ハムラ法のデメリット
  • 傷が残りやすい
  • 涙袋がなくなる可能性がある
  • ダウンタイムが長い

一方、ハムラ法は切開を伴う手術であるため、皮膚表面に手術痕が残る可能性があります。

もうひとつの「裏ハムラ法」という方法なら、下まぶたの裏側を切開するので、皮膚表面に傷跡は残りません。

またハムラ法では、涙袋をつくるのに必要な眼輪筋(がんりんきん)を切開します。

眼輪筋を切除すると、涙袋が平らになるか、あるいは全く見えなくなるリスクがあります。

さらに切開することで、傷跡が目立つ期間が長くなることもデメリットです。

②【黒クマ向け】経結膜下脱脂法のメリット・デメリット

経結膜下脱脂法とは、下まぶたの裏側を切開し、眼窩脂肪を摘出して黒クマを改善する方法です。

当院アーモンドクリニックも、この経結膜下脱脂法を採用しています。

経結膜下脱脂法のメリット

経結膜下脱脂法のメリット
  • 傷跡が残らない
  • 効果が半永久的に続く
  • すぐにメイクができる

経結膜下脱脂法は、下まぶたの裏側から手術を行うため、表面に傷跡が残りません。

同様の理由から、手術後すぐにメイクが可能です。

また、この手術法では余分な脂肪を取り除くことで問題を解決できるので、一度手術を受ければ効果は半永久的に続きます。

経結膜下脱脂法のデメリット

経結膜下脱脂法のデメリット
  • 目の下がたるむ可能性がある
  • 小じわができやすい

経結膜下脱脂法で脂肪を取り除くことで、時には皮膚がたるんでしまうことがあります。

また、脂肪がなくなることで皮膚の張りが失われ、その結果小じわができやすくなる可能性も否定できません。

③【黒クマ向け】脂肪注入のメリット・デメリット

③【黒クマ向け】脂肪注入のメリット・デメリット

クマ取りの脂肪注入とは、患者自身の体から採取した脂肪を、目の下のくぼんだ部分に注入する治療法です。

多くの場合、「経結膜下脱脂法」で脂肪を採取してから「脂肪注入」を行う方法がとられています。

脂肪注入のメリット

脂肪注入のメリット
  • アレルギーリスクを避けられる
  • 何度も通院する必要がない
  • 青(赤)クマもある程度改善できる

この治療法では、患者自身の脂肪を使用するため、アレルギーリスクが低く安全とされています。

また、脂肪が適切に定着すれば1回の治療で完了するので、何度も通院する必要はありません。

さらに黒クマだけでなく、ある程度の青(赤)クマの改善効果も見込めることが論文で報告されています。

脂肪注入のデメリット

脂肪注入のデメリット
  • 注入量が多いと凸凹になる
  • しこりができる場合がある

脂肪は粒子が大きいため、皮膚表面が凸凹になったり、場合によってはしこりができる可能性があります。

細かい微調整は難しい治療法だと言えるでしょう。

④【黒クマ向け】ヒアルロン酸注射のメリット・デメリット

④【黒クマ向け】ヒアルロン酸注射のメリット・デメリット

ヒアルロン酸とは、肌にボリュームを出す保水成分です。

このヒアルロン酸を目の下に注入することで、くぼんでいた皮膚がふっくらとし、黒クマを改善できます。

当院アーモンドクリニックでも、ヒアルロン酸注射を行っています。

ヒアルロン酸注射のメリット

ヒアルロン酸注射のメリット
  • 即効性がある
  • ダウンタイムが少ない
  • すぐにメイクができる

ヒアルロン酸は即効性があるのが特徴です。

目の下に注射した瞬間から皮膚にボリュームを与え、すぐに黒クマを改善します。

また、身体に受ける傷は注射針だけなので、身体の回復期間(ダウンタイム)は短く済みます。

さらに注射箇所の腫れや赤みも最小限に抑えられるため、注射後すぐにメイクをすることが可能です。

ヒアルロン酸注射には他にも様々な効果があるので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ヒアルロン酸注射のデメリット

ヒアルロン酸注射のデメリット
  • 血管閉塞のリスクがある
  • 不自然な見た目になる可能性がある

ヒアルロン酸注射の一番のリスクは血管閉塞です。

注射が血管に誤って行われると、その部位の血流が遮断され、血管閉塞という重大な合併症を引き起こす恐れがあります。

また、ヒアルロン酸の量や位置が適切でない場合、目元が歪になってしまう可能性があります。

⑤【茶クマ向け】レーザー治療のメリット・デメリット

レーザー治療とは、レーザー光を照射してクマの原因を破壊する治療法です。

原因であるメラニン色素を破壊して、茶色クマを改善していきます。

基本的には保湿などのホームケアと、目を擦ることを控えるなどの対策が、茶クマ改善に最も効果的です。

レーザー治療のメリット

レーザー治療のメリット
  • 体の負担が少ない
  • 同時に美肌効果が期待できる

レーザー治療では、皮膚表面から直接働きかけるため、体への負担が少ないとされています。

また、レーザーの種類によってはコラーゲンの増殖を促し、肌にハリやキメを与えてくれます。

クマを治し、同時に美肌効果も期待できるのは嬉しいメリットです。

レーザー治療のデメリット

レーザー治療のデメリット
  • 効果が出るまで時間がかかる
  • 何度も通院する必要がある
  • 色素沈着が起こる可能性がある

レーザー治療は効果が現れるのに時間がかかります。

半年〜1年ほど通院して、照射を受けなければいけません。

また、レーザーが肌に合わないと色素沈着が起きる可能性があります。

まとめ|デメリットを踏まえて自分に合ったクマ取りを見つけよう

まとめ|デメリットを踏まえて自分に合ったクマ取りを見つけよう

いかがでしたか?

今回解説したクマ取りと、それぞれのメリットとデメリットを踏まえて、ご自身に合った治療法が見つかれば幸いです。

専門医にクマを診てもらい、一緒に最善の方法を見つけるという方法もあるので、お悩みの方はカウンセリングを検討してみてください。

当院アーモンドクリニックでも、専門医による無料カウンセリングを受け付けています。

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