「ピーリングがニキビ・ニキビ跡に効果があると聞いたけど本当?」
「ニキビやニキビ跡が治るピーリングの種類を知りたい!」
ニキビやニキビ跡に悩んでいる人の中には、ピーリング治療を考えている方も多いことでしょう。
そこでこの記事では、ニキビやニキビ跡に対するピーリングの種類や効果、デメリット(注意点)などをご紹介。
ニキビやニキビ跡に悩まされない、素肌美人を目指したい方はぜひ最後までご覧ください。
ニキビやニキビ跡ができる仕組み
ピーリングに触れる前に、まずはニキビ、そしてニキビ跡ができる仕組みについて解説いたします。
すこやかな肌は、肌が生まれ変わるサイクル(ターンオーバー)により、古い細胞を排出して新しい細胞に生まれ変わっていきます。
しかし、生活習慣の乱れやストレス、外的要因などでターンオーバーが乱れると、細胞の生まれ変わりがうまくいかず、毛穴周りの古い角質が厚くなります。
そこに油分や汚れが溜まることで、毛穴が皮脂で詰まった状態に。
ニキビの原因となるアクネ菌は皮脂をエサにして増殖するため、皮脂詰まりを起こした毛穴で増殖し、炎症を起こします。
それがニキビの症状として肌表面に現れるのです。
そうしてできたニキビを放置したり、無理に潰したりと誤ったケアをしてしまうと、ニキビが治った後もニキビ跡として肌に残ってしまいます。
ピーリングってどんな施術?
そんなニキビ・ニキビ跡に効果があるとされるのが、「ピーリング」です。
どのような施術なのか、詳しく見ていきましょう。
ピーリングとは、塗るタイプの薬剤を使用し、肌トラブルや肌荒れにアプローチする美容施術です。
英語の“peel(剥ぐ)”に由来したもので、皮膚の角質層から表皮上層部を効果的に剥がし、肌のターンオーバーを整えます。
古くなった角質を剥がし、新しい皮膚の生成を促すことで、美肌へと近づくことができます。
ピーリングの種類
ピーリングには、主に「ケミカルピーリング」と「マッサージピール」の2種類があります。
ケミカルピーリングとは、肌の角質層に働きかけるもの。
肌の浅い層に働きかけることで、ターンオーバーの正常化を促します。
一方マッサージピールは、肌のより深い層である真皮層に働きかけるもの。
コラーゲンやエラスチンを増加させ、肌にハリや弾力をもたらします。
ニキビ・ニキビ跡に効果があるのは「ケミカルピーリング」
ニキビやニキビ跡に効果があるのは、前者である「ケミカルピーリング」です。
ケミカルピーリングでは、酸性の薬剤を使用します。
肌の表面に溜まってしまった古い角質を酸がやさしく剥がし、肌の生まれ変わりを促すのです。
ニキビの原因は、ターンオーバーの乱れにより古い角質がうまく剥がれ落ちなかったことにあります。
ケミカルピーリングは、そうした古い角質に直接アプローチできるため、ニキビやニキビ跡を防ぐことができるのです。
使用する薬剤はクリニックによりますが、当院で使用しているのは「サリチル酸マクロゴール」というもの。
サリチル酸は皮脂に近い性質を持っているため、皮脂が集まりやすい毛穴などのトラブル(角栓やにきびなど)の治療に特に適しています。
治療時の痛みや炎症などの副作用が少なく、肌に優しいピーリング剤です。
ケミカルピーリングはニキビ以外にも効果あり!
ニキビやニキビ跡に効果があるとされるケミカルピーリングですが、実はそのほかの肌悩みにも幅広くアプローチしてくれる優れた美容施術といえます。
ケミカルピーリングでアプローチできる代表的な肌悩みは、以下の通りです。
シミやくすみ
ターンオーバーが乱れると、排出されるべきメラニンが肌に滞留してしまい、シミや色素沈着の原因に。
ケミカルピーリングはターンオーバーの正常化を促してくれるため、メラニンが排出され、シミやくすみのない肌を目指すことができます。
小じわ
ケミカルピーリングで古い角質を除去することにより、肌の水分保持力がアップ。
乾燥による小じわの解消が期待できます。
また、コラーゲンの生成が促されることによるハリの向上も見込める施術です。
ケミカルピーリングのデメリット・注意点
ニキビやニキビ跡だけでなく、さまざまな肌悩みの改善に期待ができるケミカルピーリングですが、治療にあたって注意しておきたいデメリットもあります。
施術を受ける前に、デメリットについても理解しておくと安心です。
敏感肌には向いていないことも
ケミカルピーリングでは、施術後に赤みや刺激感を感じることがあります。
特に肌が敏感な方や、ピーリングを初めて受ける方などは、こうした症状が少し長引くことも考えられるでしょう。
肌に優しい薬剤を使用する、他の美容施術を併用するなどして肌への刺激を和らげることは可能ですので、肌状態を医師に相談しながら治療方法を検討してみてください。
ニキビ跡の種類によっては効かないケースも
ニキビ跡には、いくつか種類が存在します。
・ニキビの炎症が残った赤みのあるもの
・ニキビ後に色素沈着して茶色いシミ状になってしまったもの
・凹凸のあるクレーター型のもの
それぞれ症状に合わせて治療を行なっていくことが一般的なのですが、このうちクレーター型のものはケミカルピーリングでは対処できないことも。
軽度なクレーターであればケミカルピーリングで回復が見られるかもしれませんが、より症状が悪化したクレーターは別の治療を検討した方がいいでしょう。
ケミカルピーリングはどんな人におすすめ?
ケミカルピーリングは、ニキビやニキビ跡の治療としてはとても一般的。
中でも以下のような方にはぜひおすすめしたい治療のひとつです。
・ニキビ肌、ニキビ跡を早く治したい方
・肌のゴワつきが出てきたと感じる方
・毛穴の汚れをきれいにしたい方
肌のターンオーバーが整えば、ニキビやニキビ跡だけでなく、さまざまな肌悩みが改善される可能性があります。
複合的な肌悩みを抱えている方にもおすすめできる施術です。
ピーリングでニキビ・ニキビ跡にアプローチ!
ピーリングによるニキビ・ニキビ跡治療について解説いたしました。
ピーリングは顔が腫れたり傷跡が残ったりするものではなく、施術自体も20分から30分で終わるもの。
ダウンタイムもなく、施術後すぐにメイクをして帰ることができます。
予定がある日でも気軽に受けられる施術のひとつなので、ニキビやニキビ跡が気になっている方はぜひお気軽にご相談ください。