
「唇のヒアルロン酸注入にはどんな失敗があるの?」
「失敗を防ぐにはどうしたらいい?」
「もし失敗したら、元に戻せないのかな…」
唇のヒアルロン酸注入に興味がある方で、こんな悩みを抱えていませんか?
ヒアルロン酸を唇に入れることで、ぷっくりとした女性らしい唇になったり、乾燥や小じわを改善することができます。
そんな嬉しい効果があるヒアルロン酸注入ですが、どんな施術にも失敗のリスクはつきものです。
しかし、原因や予防策などをしっかりと理解していれば、失敗することなく理想の唇をゲットすることができます。
本記事では、そんな唇のヒアルロン酸注入の失敗例や原因、予防策などを解説していきます。
唇のヒアルロン酸注入の失敗が怖い、という方はぜひ最後まで読んで参考にしてください。
唇のヒアルロン酸注入でよくある6つの失敗

唇のヒアルロン酸注入では、次のような失敗例があります。
- ヒアルロン酸が青白く透ける
- しこりができる
- 腫れぼったくなる
- 唇が硬くなる
- 表情を作ったとき違和感を感じる
- 血管塞栓が起きる
それぞれの失敗例を解説していきます。
失敗例①:ヒアルロン酸が青白く透ける
ヒアルロン酸は青白く見える特性を持っています。
このため、唇に浅く注入した場合、そのヒアルロン酸が青白く見える場合があります。
唇や目元は皮膚が薄いため、特に透けて見えやすいです。
失敗例②:しこりができる
唇にヒアルロン酸を注入すると、虫刺されのようにボコボコのしこりが現れることがあります。
これは、繰り返し注入したことや、粒子が大きすぎる製剤を使用したことが原因です。
失敗例③:腫れぼったくなる
ヒアルロン酸の注入量が多かったり、注入を繰り返すと、不自然な腫れぼったさが表れることがあります。
この注入箇所が腫れぼったくなった顔は、通称「ヒアル顔」と言われています。
失敗例④:唇が硬くなる
大きな粒子のヒアルロン酸は、体内での吸収が遅いので効果の持続期間が延びます。
しかし、その一方でヒアルロン酸の硬さが伝わって、触ったときの質感が不自然になることがあります。
失敗例⑤:表情を作ったときに違和感を感じる
顔は立体的な構造を持っており、表情筋の動きや位置が一人ひとり異なります。
これを無視してヒアルロン酸を注入すると、笑ったり唇を尖らせたときに不自然な表情になってしまいます。
失敗例⑥:血管塞栓が起きる
ヒアルロン酸は皮下に注入しますが、間違えて動脈内に入れてしまうと、血管が詰まってしまいます。
27〜30Gほどの細い針で注入し、血管を傷付けてしまうことも塞栓の一因です。
皮膚壊死や失明などの後遺症を引き起こす可能性もあるため、失敗例の中で塞栓は最も危険なケースです。
唇のヒアルロン酸注入の失敗を防ぐ6つの方法

唇のヒアルロン酸注入の失敗を防ぐには、6つの方法があります。
- なりたいイメージをしっかり伝える
- 太い針・先が尖っていない針を使用する
- 何度も注入しない
- 信頼できる医師・クリニックを探す
- 医師の助言を守る
- リスクやデメリットを理解する
ひとつずつ説明していきます。
①なりたいイメージをしっかり伝える
口頭の説明のみでは、伝えたいイメージと医師が理解するイメージにギャップが生まれる可能性があります。
芸能人の画像を見せながら説明すると、具体的にイメージを伝えることができ、理想的な仕上がりになりやすくなります。
②太い針・先が尖っていない針を使用する
太い針や先が尖っていない針を使用すると、血管塞栓のリスクを減らすことができます。
ただし、太い針は痛みを感じやすくなるので、痛みに弱い人は注意が必要です。
先が尖っていない針(鈍針カニューレ)は内出血のリスクも減らすことができますが、オプション料金が必要となるクリニックが多いです。当院ではオプション料金なしで使用することができます。
③何度も注入しない
唇のヒアルロン酸注入は効果が出やすい一方、過度な注入は顔のバランスを崩し、不自然な仕上がりになりやすくなります。
理想的な唇を目指す場合、無闇に注入を繰り返さないことが重要です。
ヒアルロン酸は、半年から1年半ごとに注入するのが一般的ですが、具体的な頻度については担当医とよく相談しながら決めましょう。
④信頼できる医師・クリニックを見つける
唇は痛みや合併症を生じやすい部位で、高度な技術が求められます。
そういったリスクを減らすために、信頼できる医師がいるクリニックを見つけることが大切です。
信頼できる医師には次の特徴があります。
- 日本美容外科学会やアラガン社に所属している
-
日本美容外科学会やアラガン社などの機関では、ヒアルロン酸をはじめとする美容医療の研究や研修が開催されています。
このような研修に参加し、継続的に技術の向上を求める医師は、技術的に信頼できると考えられます。
医師の経歴に「日本美容外科学会会員」との記載があるか、アラガン社と提携を結んでいるかどうか、クリニックのホームページなどで確認しましょう。
- カウンセリングが丁寧
-
カウンセリングや診察で、患者の願望をしっかりと理解し、それに基づいて最適な治療法をアドバイスしてくれる医師は、信頼に値すると考えられます。
治療の利点だけでなく、リスクや副作用についても詳しく説明する姿勢は、必要不可欠です。
- 唇のヒアルロン酸注入の症例数が多い
-
経験豊富な医師は、多様な状況に対応できるスキルを持っています。
直接質問するのは気が引けるかもしれませんが、カウンセリングの際に「唇のヒアルロン酸注入は、これまでどれくらいの症例を扱ってきましたか?」と尋ねると良いでしょう。
また、LINE相談を受け付けているクリニックもあるので、そちらで質問してみるのもおすすめです。
⑤医師の助言に従う
唇のヒアルロン酸注入を受ける際は、担当医の指示や助言に従うことが大切です。
ヒアルロン酸注入はリスクが少ないというイメージが強いですが、誤った使用方法にはリスクが伴います。
過度な要求や自己判断よりも、信頼できる医師の助言を優先しましょう。
⑥リスクやデメリットを理解しておく
ヒアルロン酸注入は比較的安全な美容医療とされていますが、それでも副作用やデメリットはゼロというわけではありません。
例えば、ヒアルロン酸の保水力が高い性質により、期待した部位以外も膨らんで、デザインが希望と異なる場合があります。
このようなリスクなどをしっかりと理解し、担当医とよく話し合うことが、失敗を防ぐための近道でもあります。
唇のヒアルロン酸注入に失敗したときの対処法

ヒアルロン酸注入に失敗したり、満足できない結果になった場合は「ヒアルロニダーゼ」という酵素で溶解することができます。
溶解されたヒアルロン酸は、長くても2週間ほどで体内に吸収されます。
それから改めてヒアルロン酸注入を受けることが可能です。
ただし、ヒアルロニダーゼの使用から1ヶ月ほど空けないと、ヒアルロン酸の再注入はできないので注意してください。
唇のヒアルロン酸注入に関する質問

ここからは、唇のヒアルロン酸注入についての質問に回答していきます。
- 唇のヒアルロン酸注入に痛みはありますか?
-
注射するときに、チクッと痛みを感じることがあります。
- キスをしたらヒアルロン酸を注入したことがバレますか?
-
注入直後だと、唇に腫れや硬さが残っていることがあるため、相手が違和感を感じる可能性があります。
- 唇のヒアルロン酸注入と唇フィラーの違いはなんですか?
-
唇フィラーという言葉にはヒアルロン酸以外の成分を含むものがあり、これによって効果や持続期間が変わることがあります。
まとめ|唇のヒアルロン酸注入の失敗は防ぐことができる

いかがでしたか?
それでは最後に、本記事のおさらいをしましょう。
- 唇のヒアルロン酸注入の失敗例
-
- ヒアルロン酸が青白く透ける
- しこりができる
- 腫れぼったくなる
- 唇が硬くなる
- 表情を作ったとき違和感を感じる
- 血管塞栓が起きる
- 失敗を防ぐ方法
-
- なりたいイメージをしっかり伝える
- 太い針を使用する
- 何度も注入しない
- 信頼できる医師・クリニックを探す
- 医師の助言を守る
- リスクやデメリットを理解する
唇のヒアルロン酸注入には失敗リスクがありますが、きちんと事前に対策をしていれば、そのリスクを格段に減らすことができます。
特に、信頼できる医師を見つけることが失敗を防ぐ一番の近道です。
いろんなクリニックのカウンセリングに行って、施術を任せられる医師を見つけてくださいね。
当院アーモンドクリニックでも、無料カウンセリングを行っているので、唇のヒアルロン酸注入が気になる方はいつでもお越し下さい。