疲れ顔は美容医療で改善できる?原因と解消方法は?【たるみ・クマ・くすみ】

schedule2024.05.10  update 2024.07.10

「疲れ顔が気になるから改善したい!」「疲れてる?と聞かれることが増えた」
など、疲れ顔に関して悩んでいる方は多いもの。

そこで、疲れ顔に見える原因や改善方法、クリニックで受けられるおすすめの美容施術についてまとめました。たるみやクマ、くすみに心当たりがある方や、若々しくフレッシュに見せたい方はぜひご覧ください。

この記事の監修者

アーモンドクリニック技術統括医

Kenta Umeki

梅木 健太
まるで生まれつきのような自然でナチュラルな仕上がり。
整形感を出しません。

資格
美容外科学会員
内科学会員
産業医
日本救急医学会ICLSプロバイダー
アメリカ心臓病学会BLSプロバイダー
アラガン社ヒアルロン酸認定医
アラガン社ボトックス認定医
テストステロン治療認定医
厚労省指定オンライン診療研修

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美容医療のプロ
目次

疲れ顔に見える原因って?

疲れ顔に見える原因って?

疲れ顔に見える人の多くは、たるみクマくすみなど、顔のパーツに関する悩みを抱えています。どれか1つあるだけで疲れ顔に見える人もいれば、いくつかの悩みが重なって顔が疲れて見えることもあるでしょう。

抱えている悩みによって原因は変わってくるため、まずはたるみ・クマ・くすみについてそれぞれ解説いたします。

たるみの原因

たるみの原因はいくつかありますが、主に考えられるのが「加齢」「紫外線」「表情筋の衰え」の3つです。

年齢を重ねることで、コラーゲンやエラスチン、さらにはそれらを作っている線維芽細胞の働きが弱くなってしまいます。コラーゲンやエラスチンは肌の弾力に欠かせない成分。これらが減少したり衰えたりすることによって、肌のハリが不足し、たるんで見えてしまうのです。

さらに、紫外線ダメージも原因のひとつ。紫外線は「UVA」と「UVB」の2種類に分けられます。そのうちUVAは波長が長く、肌の奥まで到達するため、コラーゲンやエラスチンといった肌の弾力にかかわる細胞を変性させてしまうのです。こうした現象を光老化といい、たるみだけでなくシワにも影響するといわれています。

そして、表情筋は使わずにいると衰えやすい筋肉です。コロナウイルスの影響でマスクを着用し、表情筋を動かす機会が減ったことによるたるみを訴えている方も少なくありません。また、顔の筋肉は姿勢が悪いことでたるんでしまうこともあるため、仕事中にパソコンやスマートフォンを悪い姿勢で見続けている方は要注意です。

クマの原因

クマには大きく分けて「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」と3つの種類があります。クマの種類によって原因が異なるため、それぞれについて見分け方と原因を見ていきましょう。

目尻を下に引っ張るとクマの色が少し薄くなる場合、「青クマ」である可能性が高いといえます。
青クマは、血行不良によって起こるクマです。目を長時間酷使する環境や、寝不足や運動不足、疲れ、冷えなどから血流が滞り、青黒く見えてしまいます

目尻を下に引っ張ってもクマの色が変わらず、そのままクマが皮膚と一緒に移動するようであれば「茶クマ」の可能性が高いでしょう。
茶クマは、色素沈着によって目の周りが茶色くくすんでいる状態。目の周りの皮膚は他に比べて非常に薄く、刺激に弱いことから、メイク落としの際にゴシゴシ擦ったり、乾燥したりするとメラニンが滞り、色素沈着を起こしやすいのです。通常であればメラニンはターンオーバーで剥がれ落ちるものですが、ターンオーバーのサイクルが乱れ、メラニンが蓄積を続けることによって、茶クマが目立ちやすくなってしまいます。

顔を上に向けたときにクマが薄くなるようであれば、「黒クマ」の可能性があります。
黒クマは、目の下がたるみ、影ができている状態。目の下が黒くなっているのではなく、ふくらみの下に影ができて黒く見えているのです。原因は、加齢などにより目の周りの筋肉が衰えたことにあるとされています。

くすみの原因

くすみにも、原因によっていくつかの種類が存在します。今回は原因別に「グレーくすみ」「青くすみ」「黄くすみ」「茶くすみ」の4つに分けてご紹介します。

グレーくすみは、肌の水分量が低下し、うるおい不足によりくすんだ状態です。肌に十分なうるおいがあると、光を均一に反射することで肌がパッと明るく映ります。一方うるおいが不足していると、光が乱反射してしまい、輝きが薄れてしまうのです。さらに乾燥が進むと、開いた毛穴が影になり、よりくすんで見えることもあります。

青くすみ血行不良が原因で起こるもの。健康的な肌の赤みが失われ、老廃物が溜まることで、青くくすんだ印象になってしまうのです。

黄くすみの原因は肌の糖化。加齢や糖分の取り過ぎにより、肌が黄色っぽくくすんでしまいます。紫外線ダメージや生活習慣の乱れも関係するといわれているので、普段から紫外線対策や生活習慣の見直しをすることが重要です。

茶くすみ色素沈着によりくすんで見えている状態です。紫外線や摩擦などの外部刺激が原因でメラニンが過剰生成され、肌内部に滞留することで起こります。目元や口元など、皮膚が薄く弱い部位に起こりやすいくすみです。

各症状を改善できる美容医療

各症状を改善できる美容医療

疲れ顔を解消するためには、当てはまる症状をひとつずつ改善していくことが大切です。
そこでここからは、たるみやクマ、くすみといった各症状を改善するのにおすすめの美容医療を解説いたします。

たるみにおすすめの施術

顔全体のたるみを解消したい場合、HIFU糸リフトでリフトアップするのがおすすめです。

HIFUは高密度の超音波をSMAS筋膜(皮膚の深い部分にある筋膜)にのみ照射し、皮膚表面を傷つけることなく引き締めをはかる施術です。超音波による熱エネルギーでダメージを受けた組織が治癒していく段階で、コラーゲンやエラスチンの生成が促され、リフトアップや肌の引き締め効果が期待できます。

一方糸リフトは、医療用の特殊な糸を皮膚の下に挿入し、引き上げることでリフトアップさせる美容施術です。糸についたトゲのようなものが皮膚組織にひっかかり、皮膚がグッと持ち上げられます。また、糸が体内に吸収される過程でコラーゲンが生成され、肌にハリや弾力がもたらされることもメリットのひとつです。

クマにおすすめの施術

クマは種類によっておすすめできる施術が変わってきます。

青クマ黒クマを解消するなら、ヒアルロン酸の注入がおすすめ。目の下にヒアルロン酸を注入することで、ボリューム感が生まれ、ふっくらとした若々しい目元に見せることができます。

茶クマは色素沈着によるものが大きいため、レーザーで目元をトーンアップさせるのがおすすめです。ピコトーニングなど、色素を除去できるレーザー機器を使い、数回に分けて施術をしていきます。

よりしっかりとクマを治療したい場合は、内側から眼窩脂肪を取り除くクマ取り施術も検討してみるといいでしょう。加齢とともに目の下に押し出されてくる「眼窩脂肪」を取り除き、目元を明るく若々しい印象へと導きます。皮膚の表面を切らないため、傷跡の心配がなく、直後からメイクができる画期的な方法です。

くすみにおすすめの施術

うるおい不足によるグレーくすみには、コラーゲンピールとイオン導入のセットがおすすめ。コラーゲンピールは肌の奥にある真皮層に働きかけるピーリングで、肌の内側からコラーゲンの生成を促し、ふっくらとしたハリ肌を目指せる施術です。さらにイオン導入をプラスすることで、美容成分が肌によりしっかりと浸透するため、相乗効果が期待できます。

血行不良が原因で起こる青くすみや、メラニンの過剰生成が原因である茶くすみには、ケミカルピーリングを取り入れてみるといいでしょう。ケミカルピーリングとは、酸性の薬剤を肌に塗り、薬剤の作用によって古い角質を取り除くというもの。肌のターンオーバーを促進してくれるため、健康的な肌を目指すことができます。

疲れ顔を日常生活で改善するには?

疲れ顔を日常生活で改善するには?

疲れ顔に対する即効性を求めるのであれば、美容医療が効果的。しかし、どれだけ美容医療を駆使したとしても、日常生活で何も気をつけずに過ごしてしまえば、また疲れ顔へと逆戻りしてしまいます。疲れ顔を繰り返さないためにも、日常生活では以下のポイントに気をつけて生活をすると良いでしょう。

正しいスキンケアを心がける

誤ったスキンケアは、たるみやくすみの原因になります。

もっとも意識したいのは摩擦。洗顔やクレンジング、スキンケアをする際にゴシゴシと擦ってしまうと、肌が傷つき、たるみや色素沈着、赤みなどの症状に繋がります。なるべく肌に負担がかからないよう優しいケアを心がけましょう。

また、肌に合わないスキンケアアイテムを使うことも肌悩みの原因に。赤みやかゆみ、ヒリヒリ感があるときは使っているスキンケアアイテムの使用を避け、症状が続く場合は医師にご相談ください。

生活習慣を整える

乱れた生活習慣は、ターンオーバーの乱れの原因になります。睡眠時間をしっかり確保すること、栄養バランスの取れた食事をすることを意識してみましょう。

また、ストレスを溜めることも、肌に悪影響を及ぼす原因のひとつ。とはいえまったくストレスを感じない生活は難しいため、こまめにストレスを発散することが大切です。散歩や読書、旅行など、自分なりのストレス発散方法をいくつか見つけておき、意識的にストレスの解消を心がけてください。

適度に運動をする

適度な運動は、代謝を促してくれるためとても効果的です。毎日ハードな運動をするのは難しくても、数分〜数十分でできるウォーキングやストレッチなどでもOK。隙間時間を見つけて、毎日少しでも体を動かすことを意識してみましょう。

疲れ顔はクリニックで早めの治療を

疲れ顔を解消する方法を、美容医療、日常生活と2つの面からご紹介させていただきました。

疲れ顔の原因はひとつだけとは限りません。たるみとクマが併発している場合もあれば、いくつかの原因が重なり、複数のくすみが混在していることもあります。

疲れ顔の原因をプロ目線から診断してほしいどの治療から始めていいかわからないなど、疲れ顔に関するご相談がある場合は、ぜひアーモンドクリニックに一度ご来院ください。肌状態を見ながら、適切な改善方法をご提案させていただきます。

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