【医師監修】水光注射のダウンタイムがひどいと言われる2つの理由

    「水光注射のダウンタイムはひどいって本当?」

    「水光注射のダウンタイムはどんな症状が出るの?」

    水光注射に興味がある方で、このような悩みを抱えていませんか?

    肌にうるおいとツヤを与えてくれる水光注射は、他の美容治療に比べて、ダウンタイムは軽めなことが多いです。

    しかし、中には「水光注射はダウンタイムがひどい」という噂を聞いて、施術に踏み切れない方もいるのではないでしょうか?

    この記事では、その噂が広まった理由と、実際のダウンタイムの症状や経過について解説していきます。

    この記事の監修者

    アーモンドクリニック院長

    Itsuki Nakayama

    中山 樹
    切らない美容医療で、あなたの魅力を引き出します

    資格
    美容外科学会員
    内科学会員
    産業医
    日本救急医学会ICLSプロバイダー
    アメリカ心臓病学会BLSプロバイダー
    アラガン社ヒアルロン酸認定医
    アラガン社ボトックス認定医
    テストステロン治療認定医
    厚労省指定オンライン診療研修

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    美容医療のプロ
    目次

    水光注射とは

    水光注射とは

    水光注射は、肌の若返りと美しさを引き出す韓国発祥のスキンケア治療です。

    9本の極細針がついた自動注射器で、ヒアルロン酸やアミノ酸などの美容成分を肌に直接注入することで、ツヤとうるおいが備わった「水光肌」が実現します。

    さらに、極細針が肌表面に小さな傷をつけて、肌の修復機能を活性化させることで、より健康的で若々しい肌を取り戻します。

    水光注射は痛みも少ない治療法なので、美肌を求める方にとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

    水光注射のダウンタイムはひどいと言われる2つの理由

    水光注射のダウンタイムはひどいと言われる2つの理由

    「水光注射はダウンタイムがひどい」という噂を聞いて、施術を躊躇っている方は多いと思います。

    しかし、この噂は現在の日本の水光注射には当てはまりません。

    現在の水光注射は、ダウンタイムが非常に軽度で、安全性の高い施術が行われています。

    以前はダウンタイムが強い「ナパージュ法」が主流だった

    「水光注射のダウンタイムはひどい」という噂が広まった理由は、主に2つあります。

    一つは、かつての水光注射が、医師が手で直接注射を行う「ナパージュ法」が主流だったことです。

    ナパージュ法では、注射の深度や量、速度、圧力などを正確にコントロールする必要があります。

    そのため、少しでもコントロールを間違えると痛みが強くなったり、ダウンタイムが長引いたりするリスクがありました。

    しかし、現在ではほとんどのクリニックが専用機器を使用しているので、治療の精度が向上し、ダウンタイムが軽度になっています。

    韓国での施術方法に由来している

    水光注射に関して「ダウンタイムがひどい」という噂は、韓国での施術方法にも由来しています。

    韓国の水光注射は、施術効果を最大限にするため、肌の深い層にまで針を刺す方法が一般的です。

    これにより、一度の施術で高い効果が得られますが、その代わりに強い痛みや出血、そして長期のダウンタイムが伴うことがあります。

    これもまた「ダウンタイムがひどい」という噂の広まりの一因となっています。

    しかし、現在の日本で行われている水光注射は、韓国式の方法とは異なり、日本人の肌質やニーズに合わせて行われています。

    肌への負担を減らすために、より浅い層に注射を行い、ダウンタイムを最小限に抑える工夫がされているため、心配ありません。

    水光注射のダウンタイム中に起こる症状

    水光注射のダウンタイム中に起こる症状

    先述したように、現在の水光注射のダウンタイムは軽いものですが、まれに以下の症状が現れることがあります。

    赤み・腫れ・傷み

    水光注射は、痛みを軽減するために、皮膚を吸引しながら針を刺す方法を採用しています。

    この吸引や注射によって、赤みや腫れ、痛みが生じることがあります。

    しかし、これらの症状はほとんどの場合、1日〜5日ほどで自然に収まるので、大きな心配はいりません。

    また、注射の深度が深い場合、症状が強く出ることもあるので、事前に注射深度について医師に相談することが重要です。

    内出血

    注射針によって血管が傷つくことで、ダウンタイム中に内出血が生じることがあります。

    特に、皮膚が薄い目の周りや首回りなどでは、内出血が起きやすいとされています。

    これらの部位の血管は皮膚表面に近く、注射針によって容易に損傷を受けるためです。

    しかし、水光注射によってできた内出血は、比較的小さく、メイクで簡単に隠すことができます。

    大半の場合、施術から数日〜10日で自然に消えていくため、長期的な心配は不要です。

    注射針の痕

    水光注射は針を使って行う施術ですから、施術直後にポツポツとした赤い痕が残ることがあります。

    これらの痕は、皮膚に微小な穴が空いた結果生じるものなので、通常2〜3日で自然に解消していきます

    必要であれば、内出血の時と同様に、ファンデーションなどでカバーすることも可能です。

    水光注射のダウンタイム中の過ごし方

    水光注射のダウンタイム中の過ごし方

    腫れや内出血などの症状が悪化しないように、ダウンタイム中は次の点に気をつけて過ごしましょう。

    • 施術箇所になるべく触らない
    • 施術箇所を冷やす
    • 体温が上がる行動を控える
    • 保湿と紫外線対策をする

    それぞれ解説していきます。

    施術箇所になるべく触らない

    水光注射後の肌は、注射針によって微細な傷ができている状態です。

    このため、施術箇所を触ると、ダウンタイムの症状の悪化や、最悪の場合は感染症を引き起こすリスクがあります。

    メイクや洗顔をする際にも、清潔なメイクブラシや手を使って、肌を優しく扱うように心がけてください。

    施術箇所を冷やす

    ダウンタイム中に赤みや腫れが生じた場合、施術箇所を冷やすことをおすすめします。

    タオルでくるんだ氷や保冷剤を患部に当てることで、赤みや腫れが軽減されます。

    なお、保冷剤を直接肌に当てると凍傷になる恐れがあるため、必ずタオルやハンカチで包んでから使用しましょう。

    体温が上がる行動を控える

    水光注射の注射後、体温が上がると血行が促進され、ダウンタイム中の腫れや内出血が悪化する可能性があります。

    そのため、特に施術後48時間以内は、体温が上がる行動は控えるようにしましょう。

    具体的には、次の行動が挙げられます。

    • 激しい運動
    • 長時間の入浴
    • 過度な飲酒
    • サウナ
    • 岩盤浴
    • マッサージ

    術後48時間が経ったら、ダウンタイムの状態を見ながら、徐々に日常生活に戻していくのがおすすめです。

    保湿と紫外線対策をする

    水光注射跡の肌は普段よりもダメージを受けやすく、紫外線による影響を受けやすくなっています。

    紫外線対策をせずに過ごすと、日焼けや色素沈着のリスクが高まるので、外出時は日焼け止めを塗り、可能であれば帽子や日傘を使いましょう。

    また、保湿を怠ると肌が乾燥し、ダウンタイムが長引くケースもあるため、化粧水や乳液を使用して保湿を徹底することが大切です。

    水光注射のダウンタイムの経過

    水光注射のダウンタイムの経過

    次の表は、水光注射のダウンタイムの経過です。

    ダウンタイムの症状や期間は個人差があるため、あくまで一例として参考にしていただければ幸いです。

    スクロールできます
    期間症状の経過
    施術直後・注射針の痕
    ・点状出血
    施術当日~翌日・赤み
    ・腫れ
    ・痛み
    ・内出血
    ・ヒリヒリとした違和感
    ・肌のざらつき
    ・飲酒、入浴、運動などは控える
    3~5日後・上記の症状がだんだん治まってくる
    ・症状が治まる過程で、時にかゆみを感じることがある
    (触らずに冷やす)
    ・3日ほど経ったら、少しずつ日常生活を戻していく
    1週間~10日後・症状がほとんど治まる
    ・まったく改善されない場合は医師に相談する
    ~1ヶ月後・保湿と紫外線対策を徹底する

    水光注射のよくある質問

    水光注射のよくある質問

    ここからは、水光注射のよくある質問に回答していきます。

    水光注射にはどんな効果があるの?

    主に次の効果があります。

    • 肌のうるおい補給
    • 肌の弾力・ツヤの向上
    • 小ジワ、ちりめんジワの改善
    • 毛穴の開き改善
    • 肌のたるみ改善
    • くすみ解消
    水光注射の効果はどれくらいもちますか?

    効果は1ヶ月ほど持続します。

    水光注射を打つ頻度はどれくらいですか?

    初めて治療を受ける場合は、1ヶ月に1回のペースで3,4回ほど施術を受けましょう。

    その後、肌の状態が改善されれば、3ヶ月〜半年に1回のペースがおすすめです。

    ニキビ跡治療だと、水光注射とダーマペンのどっちがいい?

    水光注射でも効果はありますが、ダーマペンの方が効果が高いです。

    まとめ|水光注射のダウンタイムが短くて受けやすい

    水光注射は、以前の主流や韓国での施術方法が原因で「ダウンタイムがひどい」と噂されることがあります。

    しかし、現在の日本の水光注射では、ダウンタイムを最小限に抑える工夫をしているので、心配ありません。

    水光注射のダウンタイムが怖くて、施術を踏みとどまっていた方も、改めて水光注射を検討してみてはいかがでしょうか?

    もし、水光注射について他にもご不明点などがあれば、お気軽に当院の無料カウンセリングや公式LINEでご相談ください。

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