マンジャロのデメリットや副作用・危険性を解説!安全に使用するポイントも

schedule2025.03.21  update 2025.04.12
マンジャロのデメリットや副作用・危険性を解説!安全に使用するポイントも

昨今大注目のダイエット治療薬「マンジャロ」。
新しい治療薬だからこそ、「気になっているけれど、副作用があるなら怖いな…」など、使用に不安を抱えている人もいることでしょう。

そこで今回は、マンジャロに詳しい医師監修により、マンジャロについて、副作用・デメリットについて詳しく解説。
マンジャロが少しでも気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者

アーモンドクリニック技術統括医

Kenta Umeki

梅木 健太
まるで生まれつきのような自然でナチュラルな仕上がり。
整形感を出しません。

資格
順天堂大学整形・形成外傷再建外科勤務

美容外科学会員
日本整形外科学会会員
日本救急医学会ICLSプロバイダー
アメリカ心臓病学会BLSプロバイダー
アラガン社ヒアルロン酸認定医
アラガン社ボトックス認定医
厚労省指定オンライン診療研修

>>詳細のプロフィールはこちら

美容医療のプロ

医師が運営する「日本オンラインドクターズ」では、マンジャロのオンライン処方を行っています。

・来院不要、スキマ時間でカウンセリング
・診察代・送料0円、費用はお薬代のみ
・医師が的確なアドバイスを実施

忙しい方でも短い時間のお電話でカウンセリングが可能。カウンセリングのみのご利用もでき、その場合でも診察代はかかりません。経験豊富な医師が、専門知識と経験を生かし、的確なアドバイスをさせていただきますので、ぜひお気軽にご連絡ください。

目次

マンジャロってどんな治療薬?

マンジャロってどんな治療薬?

マンジャロ(Mounjaro)は、2023年4月に発売された治療薬
「チルゼパチド(Tirzepatide)」という有効成分を含む薬で、主にインスリンの分泌不足や効きにくさによって血糖値が上昇する「2型糖尿病」の治療に用いられるもの。
インスリンの分泌を促し、血糖値を効果的に管理するとされています。

これまで糖尿病の治療薬は、1日に数回の投与が一般的でした。
しかし、マンジャロは他の治療薬と異なり、効果の持続が長いのが特長。
週に1回の投与で十分な効果を得ることができます。

他の治療薬とは異なり、効果の持続が長いことが特徴のひとつ。
多くの糖尿病治療薬は1日に数回の投与が必要ですが、マンジャロは週に1回の投与でOK。
患者さんの負担が軽減されるため、忙しい方でも継続しやすいと人気を集めています。

なぜダイエット治療薬として話題になったのか

糖尿病の治療薬として生まれたマンジャロですが、昨今はダイエット治療薬として大きな注目を浴びています。
ダイエットに効く仕組みについて、簡単に解説していきましょう。

マンジャロは「GIP」と「GLP-1」という2つのインクレチンホルモンの受容体にはたらく世界初の薬です。

GIPとは、食事をすると分泌される、脂肪をエネルギーに変えてくれるホルモンのこと。
血糖値を安定させる、脂肪を燃焼する、食欲を抑えるという3つのはたらきを担っています。

GLP-1についても、GIPと同じく食事をすると分泌されるホルモンです。
血糖値の上昇を防ぐ、食べ過ぎを防ぐ、胃の動きを遅くするといったはたらきをしています。

これまでの治療薬では、2つのホルモンに同時にはたらきかけることはできませんでした。
それが、マンジャロという治療薬の登場によって世界で初めて同時作用が認められ、ダイエット界で大きな話題となったのです。

マンジャロを投与する方法は?

マンジャロの投与は、「アテオス」という専用のペンタイプ注入器を使って行います。
週に1回、ご自身で行っていただくのが一般的です。

注射はお腹や太もも、上腕部など、脂肪層が厚い部分に行います。
自分で打つ場合はお腹や太ももなど、見えやすい位置がおすすめ。
毎回同じ場所ではなく少しずつずらしながら継続的に使用します。

痛みを心配される方もいますが、「アテオス」に採用されているのは極細の針。
注入に関して痛みを感じることはほとんどありません。
最初は違和感を覚える方もいますが、注入を繰り返すうちに慣れていくため、過度な心配はいらないでしょう。

マンジャロで得られる効果・メリット

マンジャロはダイエットに効果のある薬と前述しましたが、具体的にはどのようなメリットがあるのか、より詳しくご紹介いたします。

食べる量を減らせる

マンジャロのダイエット効果の中でも、わかりやすいのが「食欲の抑制作用」です。

GIPやGLP-1のはたらきに、満腹中枢にはたらきかけて満腹感を強める、お腹が空いたという感覚を抑制するといったものがあります。
このはたらきから、自然と食欲が抑制されるのです。

さらにGLP-1には、胃の中の食べものが腸に移動する速度を遅めるはたらきも。
食べたものが長く胃の中に留まることで、満腹感が持続しやすく、間食や過食を防ぐことができるのです。

どんなにダイエットしたくてもたくさん食べてしまっていた、食欲を抑えられず困っているという方には、とてもおすすめのダイエット治療であるといえるでしょう。

血糖値が安定する

食後など、血糖値が急上昇すると、インスリン(血糖値を下げるホルモン)が過剰に分泌されます。
このインスリンには、血中の糖分を脂肪に換えて体にため込むはたらきがあることから、血糖値が急上昇すると太りやすいとされています。

そこで注目したいのが、マンジャロがはたらきかけるGIPとGLP-1という2つのホルモンです。

GIPというホルモンには、インスリンを分泌する指示を出し、食後の血糖値の急激な上昇をコントロールするはたらきがあります。
さらに、「グルカゴン」というホルモンのはたらきを助けることで、血糖値が下がりすぎたときにも作用し、血糖値のバランスをちょうどいい状態に保ってくれるという効果も。

さらにGLP-1には、食後にインスリンの分泌を増やすことで血糖値が急激に上がるのを防ぎ、「グルカゴン」の働きを調整し、血糖値の変動をなだらかにするはたらきがあります。

マンジャロはこれら2つのホルモンに同時に作用する治療薬であることから、血糖値の上昇を防ぎ、安定化をサポートしてくれるのです。

脂肪がエネルギーに変わりやすくなる

体にとって、脂肪はただの悪者ではありません。
脂肪は体内で分解され、エネルギー源として利用されるため、わたしたちの体にとって大切な栄養素の1つです。

しかし、摂りすぎて余った脂肪は、体内で皮下脂肪や内臓脂肪といった体脂肪として蓄えられます。
つまり、ダイエットしたいのであれば、過度な脂肪を体脂肪として蓄えないよう、エネルギーに変換させる必要があるのです。

GIPのはたらきの1つに、脂肪細胞や肝臓に働きかけ、脂肪をエネルギーとして消費するというものがあります。
マンジャロがこのGIPに作用することで、脂肪がエネルギーに変わりやすくなることから、ダイエットがはかどりやすくなるのです。

マンジャロにはデメリットもある?

マンジャロにはデメリットもある?

とても画期的なマンジャロのダイエット治療ですが、デメリットについても把握してから治療を進めることが大切です。
ここからは、マンジャロのデメリットについて解説していきましょう。

軽度な副作用が出る可能性あり

マンジャロの副作用として、出る可能性があるものに以下があります。

<消化器系の症状>
・悪心(吐き気):薬の影響で胃の働きが抑制されるため、吐き気を感じることがあります。
・嘔吐:吐き気が強まると、嘔吐につながる場合もあります。
・下痢・便秘:消化管の動きが変化し、下痢や便秘が起こることがあります。
・腹痛・消化不良:胃腸への影響により、腹痛や食後の不快感が生じることがあります。

<注射部位の反応>
・皮膚の赤み
・腫れ
・かゆみ
・軽い痛み

多くの場合、これらの症状は時間の経過とともに軽減するもの。
とはいえ、何かしらの反応が起こる可能性があることは、頭に入れておくといいでしょう。

稀に重篤な副作用も

稀なケースではありますが、マンジャロによって重篤な副作用が発生することもあります。
特に以下の症状が現れた場合は、すぐに医師の診察を受けるようにしましょう。

・低血糖:糖尿病治療薬として使用する場合、血糖値が過剰に下がることがあります。
・急性膵炎:激しい腹痛や背中の痛みが続く場合は注意が必要です。
・胆嚢炎・胆石:右上腹部の痛みや黄疸が見られる場合は医師に相談しましょう。
・アナフィラキシー反応:呼吸困難や血圧低下などのアレルギー症状が出る場合があります。

副作用を軽減する方法

マンジャロには副作用が出てしまうこともありますが、少しでも軽減したい場合、以下に注意するといいでしょう。

服用量を調整する

マンジャロは、通常2.5mgから開始し、少量ずつ増量することで、副作用のリスクを抑えられます。
急激な増量は避け、身体の反応を見ながら慎重に使用することが重要です。

服用量の調整は医師と相談しながら進めるのが一般的。
信頼できる医師のもとでマンジャロの治療を続けていきましょう。

食生活を工夫する

消化器系の副作用を軽減するために、以下の点を意識した食事を心がけてみましょう。

・脂肪分の多い食事を避ける
・食事回数を増やす
・水分をしっかりとる

消化に負担をかけるため、胃腸の不調を引き起こす可能性がある脂肪分の多い食事は避けるといいでしょう。
さらに1回の食事量を減らし、こまめに摂取することで、胃への負担を軽減することができます。
また、水分をしっかりとることで、便秘の予防になるため、マンジャロ治療中は意識してみてください。

副作用が出た場合の対応

軽度の副作用であれば、以下の対策で緩和することが可能です。

・吐き気がある場合:食後すぐに横にならず、消化を助ける軽い運動を取り入れる。
・下痢が続く場合:消化の良い食事を心がけ、脱水を防ぐために水分をこまめに補給。
・便秘が続く場合:食物繊維を多く含む食材を摂取し、適度な運動を取り入れる。

万が一副作用が出たときの対処法がわかっていると安心です。
ただし、ご自身で緩和できない重篤な副作用が出た場合は、すぐに医師に相談するようにしましょう。

マンジャロを安全に使用するためのポイント

マンジャロを安全に使用するためのポイント

マンジャロはダイエット効果が期待できる薬ですが、誤った使用に危険性があることを忘れてはいけません。
医師の指導のもと、適切な用法・用量を守ることが最も重要です。

また、マンジャロは医療機関での処方が必要な薬であり、個人輸入や非正規ルートでの購入は非常に危険です。
安全性を確保するためにも、信頼できるクリニックで相談しながら使用するようにしましょう。

マンジャロの購入方法

マンジャロは医師の処方箋が必要な医療用医薬品です。
市販や通販サイトでの購入はできないため、クリニックでの処方や、オンライン診療での処方を受けることで購入できます。

クリニックで処方してもらう

マンジャロの取り扱いがあるクリニックに訪問し、カウンセリングを受けることで処方してもらうことが可能です。
美容皮膚科や内科、ダイエット外来、肥満外来などで処方を受けられることがあるため、お近くのクリニックで調べてみるといいでしょう。

とはいえマンジャロはまだ新しい薬。
取扱いがないクリニックもあるため、お近くに取扱いクリニックがない場合は次にご紹介するオンライン診療がおすすめです。

オンライン診療を受ける【おすすめ】

オンライン診療とは、実際にクリニックに訪問することなく、スマホやPCを使ってカウンセリングを受ける方法です。
診察から薬の受け取りまでが自宅で完結するため、通院が難しい方や忙しい方におすすめ。
もちろん、医師の管理をしっかりと受けることができます。

マンジャロは話題の治療薬であることから、取扱いを始めるクリニックが増加中。
入手しやすくなったのと同時に、どこのオンライン診療を受けたらいいのか、どこが安全なのかが判断しづらくなったというデメリットもあることでしょう。

そんなあなたにおすすめしたいのが、医師が立ち上げた「日本オンラインドクターズ」です。

マンジャロのオンライン診療は「日本オンラインドクターズ」で

「日本オンラインドクターズ」とは、医師が運営するオンライン診療サービス。
運営を医師がしている為、知識豊富でしっかり診察・厳選したお薬を処方、何かあった時に気軽にご相談いただけます。

そのほかのメリットは以下の通りです。

  1. アップセールを目的としていない為、お電話は医師のみで対応
  2. 営利目的ではないため、料金はホームページ記載以外に追加なし
  3. いつでも解約OK、縛りや違約金などはなし
  4. LINEで完結するため、専用アプリのダウンロード不要
  5. 医師が厳選した国内承認薬、また国際的な規格(ISO規格)で認可を受けた医薬品のみ処方

マンジャロの詳しい説明や料金は、公式サイトでもご覧いただけますので、ぜひ一度チェックしてみてください。

目次